書評・感想

これぞアフターコロナのビジネススタイル。小さなチーム、大きな仕事【書評】

これぞアフターコロナのビジネススタイル。書評:小さなチーム、大きな仕事

どーも。すあんです。今日も模索してます🙂

アナタは

  • アフターコロナ、ウィズコロナの世界ではこれまでの仕事の仕方と、結局どう変わるの?
  • 周りが転職や独立など動き始めてるけど何をしていいかわからない…
  • テレワークなど会社の仕事の仕方も変化してる。自分はどうすれば…
  • アフターコロナの世界を生きる上で参考になりそうな本があれば読みたい!

と、コロナ以後の世界で「自分はどう立ち振る舞えばよいのだろう?」
と不安に感じたり悩んだりしていませんか?

今日はそんなアナタに良い本をご紹介しますね。

「チーム大きな仕事37シグナル成功の法則」

著者はお二人で、ITサービスを手掛ける会社のCEO
ジェイソン・フリード氏と、
もうひとりは デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン氏(Ruby on Railsの制作者)です。

現在は当初の会社名「37シグナルズ」から「Basecamp」という社名に変更しているようですね。(Basecampは37シグナルズのサービス名です)
37signals – Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/37signals

はい、そこのアナタ
「ああ、またITで成功した人の本か…」
「出たよ、IT関連企業のサクセスストーリー」
と思わずに。(^^;)

これからの世界で、どう働くかを示す、
新しい考え方をわかりやすく
簡潔明瞭に教えてくれる本となっています。

本の内容をざっくりとご紹介

本の内容をざっくりとご紹介

文体はかなり砕けた文章で、読んでいて疲れません、
というよりもニヤニヤしながら読めるかもしれません。笑

「顧客は常に正しい」なんて信じてはいけない。(中略)もし少数の常連客がラザニアにバナナを加えるように言ったのであれば無視しても良い。

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則 | ジェイソン・フリード, デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン, 黒沢 健二, 松永 肇一, 美谷 広海, 祐佳 ヤング |本 | 通販 | Amazon

という感じ。笑

ビジネス、事業を運営するにあたって
大切なことは何か、
ぜんぶで10章に渡って紹介されています。

ボリュームあるように見えますが、
小見出し一つが数ページ程度、文章も読みやすいので
一気に読める本です。

気になった小見出しを以下、抜粋。

■見直す
失敗から学ぶ事は過大評価されている/ 会社の規模なんて気にしない/ 仕事依存症は馬鹿げている/ 起業家(アントレプレナー)はもうたくさん

■先に進む
あなたに必要なものを作る/ ミッション・ステートメント・インポッシブル/ 外部の資金は最終手段/ 必要なものは思ったより少ない/ 新興企業(スタートアップ)ではなく企業を始めよう/ 売却するつもりのビジネスは廃却されることになる/ 身軽でいること

■進展
中途半端な1つの製品ではなくよくできた半分の製品/ 決断することで前に進む/ キュレーターになる/ やることを減らす/ 変わらないものに目を向ける/ ツールよりも中身が大事/ 副産物を得る

■生産性
やめたほうがいいものを考える/ 会議は有害/ 睡眠を取ろう/ あなたの見積もりは最悪だ/ 長過ぎるTo Do リストは終わることがない

■競合相手
真似てはいけないない/ 喧嘩を売る/ 競合相手以下の事しかしない

■進化
基本的にNoと言おう/ 自宅でも良いもの/ 顧客の声を書き留めてはいけない

■プロモーション
競合相手に教える/舞台裏を公開する/ ウォールストリートジャーナルは忘れよう

■人を雇う
まずは自分自身から/ 無用な人は雇わない/ 会社を知人のいないパーティーにしない/ 履歴書はばかばかしい/ 最高の逸材はどこにでも

■ダメージ・コントロール
過ちへの対応は自分で引き受ける/ 謝り方を知る/ 全員を最前線へ/ 文句は放っておく

■文化
文化はつくるものではない/ 決定は一時的なもの/ ロックスターは環境が作る/ 5時に帰宅させる/ あなたらしく話す

引用元:
小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則 | ジェイソン・フリード, デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン, 黒沢 健二, 松永 肇一, 美谷 広海, 祐佳 ヤング |本 | 通販 | Amazon

どうでしょうか?
気になるキーワードがいくつかあったのではないでしょうか?

最近改めて読み返してみたのですが、
このコロナウィルスの世界的な感染拡大以後の世界、
アフターコロナ(ウィズコロナかも)の
今こそ必要とされている考え方だと感じました。

この本で特に面白いなと思ったところはコレ

この本で特に面白いなと思ったところ
この本で特に面白いなと思ったところはコレ

サラリーマンなら今まで常識とされてきたことをバッサリ!

  • 紙がExcelになっただけの無駄な書類提出
  • 使いづらいのに入れ替えが面倒だから使い続けてる古いシステム
  • 売上が足りないから顧客に頭を下げて契約もらう
  • コミュニケーションという名の上司のストレス発散
  • とにかくYesと言わされる

こういうのってホント
バカバカしいな、って思いませんか?笑

今なら判子を押すためだけに出社するとか。
それもついに
なくなりそうですが。

脱はんこ、IT大手主導で動く 政府も制度整備前倒し – ITmedia NEWS https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2007/21/news037.html

百歩譲って、起きてしまうのは仕方ないとして
「仕事ってこういうものだからさ。君もそうしなよ」
とそれを押し付けてくることが
ガマンできなかった。
…ガマンしてきたけど、
もうできなくなりました。笑

本を読み進めていると、
「そうそう、それそれ!僕もそう思う!」
ほんとに膝を打つとはこういうことか、
と思う箇所がたくさんありました。

会社経営の常識を覆すことがたくさん書いてある

  • 会社はより大きくするのが正しい
  • 売るための答えは顧客が知っている
  • ノウハウや情報は秘匿すべし

一瞬、「ん?これは間違ってないのでは?」
と思うかもしれませんが、
今はそうでもないようです。

会社を大きくし、より多くの従業員を抱えることは
もはやリスクになっているようにすら思います。

会社は志を同じくする、
少人数で適正と能力がある人のみで運営された方が上手くいくのではないでしょうか。

いわばプロジェクト単位で離合集散を繰り返す、とか。
1億総フリーランスって感じですね。

ここにタイトルを入力

ここに本文を入力

この動きに恐れおののいている人も多いみたいですが、
僕は逆だと思っています。
これからの仕事は
「みんなが好きな仕事を好きなだけ携われる社会」になるんじゃないかな、と。
「そんなバカな」と思うかもしれませんが、
つい100年くらいまでは
複数の仕事を持っている人って珍しくなかったんですよ。

大正時代(1912年7月30日 – 1926年12月25日)、
日本の職種は約35,000種もあったそうです。

それが今では約2,100種。10分の1以下です。
原因は産業の近代化に伴う会社員への一極集中。

100年前に回帰する、というよりは
「働き方だけ100年前の方式をリバイバルする」
という感じではないかと。

今もウーバーイーツなどで副業始めている人も
増えてますよね。

そんな事が書いてある本の書評も書きましたので
ぜひご一読ください(^^)

次に、
「売るための答えは顧客が知っている」

…知っていませんよね。笑
これが間違っているのは歴史が証明しています。

書籍内でも紹介されていましたが、
自動車メーカー フォードの創業者 ヘンリー・フォードの言葉は有名です。

顧客の言うことを聞いていたら、もっと速く走る馬を彼らに与えていただろう。
ーヘンリー・フォードー

もう一つ、Apple社のiPhone。
iPhoneがリリースされる直前までは日本のガラケーには

  • カメラ
  • テレビ
  • 音楽

など機能が追加、追加、で組み込まれてましたよね。
(もはや知らない人も多いかもしれませんが…)

「そうじゃない!次の時代の携帯電話はコレだろ!?」

とApple社のカリスマCEO
スティーブ・ジョブズ氏が
発表したのがiPhoneでした。

「そうじゃないぜ!次の時代の携帯電話はコレだろ!」

その後の
スマートフォンの普及はアナタも知っている通り。

日本のガラケーは、あのまま進んでいれば
最終的には変形して合体して空を飛べるようになってたかもしれません。笑

そして、ノウハウの秘匿
これも今はもう時代遅れかもしれません。

Web業界で有名な例はベイジさんでしょう。

東京のWeb制作会社・ホームページ制作会社|株式会社ベイジ|baigie inc. https://baigie.me/

B2Bマーケティングとそれに関する
メディア(Webサイト)制作についての勘所を
惜しみなく発信しています。

この発信を続けることで
お仕事も全国から依頼が来てるとか。

「マネされたら困るから隠す」
じゃなくて
「カンタンにマネできないレベルまで自分たちを高める」
が正解、の良い例です。

会社も個人もきっとハッピーな仕事の仕方

会社も個人もきっとハッピーな仕事の仕方

他にも

  • 5時に帰宅させよ
  • 睡眠を取ろう
  • 邪魔が入る環境では生産性は上がらない

などなど、
長時間労働や職場環境に関しても
一石を投じる内容があります。

アナタの会社でも起きていませんか?

  • 集中したいときに上司や同僚が話しかけてくる(しかも雑談)
  • 速く帰ろうと思っていたら残業を頼まれる
  • 長時間労働が評価されやすい

「こんなの、やってられんわー」
と思っているのは
アナタだけではありません。
ご安心ください(^^)

僕の勤め先でも「あるある」な問題です

僕の勤め先でも「あるある」な問題です

上でも書きましたが

  • 紙がExcelになっただけの無駄な書類提出
  • 使いづらいのに入れ替えが面倒だから使い続けてる古いシステム
  • 売上が足りないから顧客に頭を下げて契約もらう
  • コミュニケーションという名の上司のストレス発散
  • とにかくYesと言わされる

僕の勤め先でも
こんなの多かったです。苦笑。

著者のお二人
ジェイソン・フリード氏と
デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン氏は
海外の方ですが、
どうやら、こういう
会社で起きるバカバカしいことって
世界中どこでも「あるある」みたいですね。

そんなどこにでもある会社の問題に対して

「おかしいでしょ、ソレ」
「いらないでしょ、アレ」
「やるなら、コレでしょ」

とこの本は教えてくれます。

従業員目線だけでなく、
会社経営にとっても目からウロコの内容。

僕がこの本を初めて読んだのは8年前。

読んだ当時から衝撃を受け、
「こんなふうに働けたらなぁ」と思いましたが
当然なかなかそんな風には働けず、
むしろ8年前に今の会社で働き始めた当初は
毎日終電まで残業(しかも残業代はみなし残業…)。

終電逃してタクシーで帰ったことも
ありましたね。
(今はそんなことないです。さすがに。笑)

でもそんな風に
自分を犠牲にするような働き方してた人、
または今もしてる人って
僕以外にもいるのではないでしょうか?

そんな人にこそ
まさにこの本を読んでほしいと思うのです。

そんなこと言っても本で書いてあることなんて理想、絵空事では?

そんなこと言っても本で書いてあることなんて理想、絵空事では?

「書いてあることは面白いけど実際の会社でやるのは無理だよ」
と思う人もいるかもしれませんが
気持ちはよーくわかります。

僕も会社でこんなことを大々的に
「みんなでこんな風にやろうぜ!」
なんて言い始めたら、
「アイツ大丈夫か?ついにおかしくなったか?」
と言われるでしょう。笑

経営者でもない一人の従業員が
会社の体制を大きく変えるなんて事は
実質不可能かもしれません。

でも1人でもこの本を読んで考え方を変える人が増えれば
未来の日本の社会の働き方を変える可能性はあります。

働き方改革もなんだかんだで
一定の効果はあったと思いますし。

何もいきなり、
会社を大きく改革しようとしなくても良いんです。

  • 同僚にこの本をすすめてみる
  • テレワークで働きたいと会社に言ってみる
  • 会社以外の活動を増やしてみる
  • 転職活動を始める
  • 数日くらいの長めの有給とって遠出する

このくらいでOKだと思います。
この本にも書いてあります。

「小さな勝利を手に入れる」
「小さな決断をする」
「いま、始める」

と。
小さく、そして早めに何か始めてみませんか?
何よりもアナタ自身の人生のために。

■まとめ:アフターコロナを生きるビジネスパーソンに捧げる新時代のビジネススタイル

これぞアフターコロナのビジネススタイル。書評:小さなチーム、大きな仕事
これぞアフターコロナのビジネススタイル。書評:小さなチーム、大きな仕事

と言うわけで
「小さなチーム、大きな仕事」の感想でした。

改めてですがこの本の出版は2012年。

8年ほど前に書かれた本だということに驚きが隠せません。

まるで今のこの世の中を予見したかのような
記述がたくさんでした。

僕もこの本に書いてあるような会社で働けたら、
と思っていましたが、
残念ながら今の職場はそれとは真逆。

  • 上司には細かく報告と相談が必要
  • 複雑怪奇な目標設定
  • 冗長で意味不明な経営方針が発表

…残念なことばかりが続いています。苦笑

まぁきっと多くの会社が
そうなのかもしれませんけどね。

多数の従業員に同じ方向向いてもらうのが難しいことなのは
僕もわからなくはないですし、
経営者であれば
「会社を大きくしたい、もっと大きく売り上げを上げたい」
と思うのは決して不自然なことではないと思います。

ただ、立ち止まって考えて欲しいのは

それで一体会社は何をようとしているのか?
この会社がどこを目指して何をしようとしているのか?


従業員も厳しい目で見ましょう。
どんなに美辞麗句で飾っていても、
目指す先が
「経営者の懐が潤うこと」なら
早々に見切りを付けたほうが良い。

モノがない時代はとっくに終わり、
モノで心を満たす時代ではありません。

にもかかわらず
未だに日本社会(もしかしたら世界も)は

「モノがあれば幸せ」
「もっと良いモノ、もっとたくさんモノがあれば幸せ」

と言う発想から脱却できていないような気がします。

家や車、家電、本当に欲しいものでしょうか?
もちろん車や家を購入することで
得られる体験は確かにあります。

しかしそれは、売り方が変わっただけであり、

「モノを買えば幸せになる(はず)」

その根本の意識はあいかわらず変わってないと思います。

アナタの身の回りのモノ、本当に必要ですか?

それとは逆に

「もっと減らす。もっとなくす」
「やらなくていい事はやらない」
「より少なく、より良く」

これからの時代を生きる僕らが目指す事は
そういうことではないでしょうか。

世界が日本が起き変わろうとしている中で
新しい働き方、新しい生き方を
示してくれた本でした。

アナタがもし、

  • アフターコロナ、ウィズコロナの世界ではこれまでの仕事の仕方と、結局どう変わるの?
  • 周りが転職や独立など動き始めてるけど何をしていいかわからない…
  • テレワークなど会社の仕事の仕方も変化してる。自分はどうすれば…
  • アフターコロナの世界を生きる上で参考になりそうな本があれば読みたい!

こんなことで悩んでいるのなら。

今の会社の働き方、
今の勤め先に疑問を持っているアナタに
ぜひ読んでほしい本です(^^)

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