マーケティングがキライな人のためのマーケティング入門書 【マーケティング思考力トレーニング】

マーケティングがキライな人のためのマーケティング勉強法  マーケティング思考力トレーニング/著・黒澤 友貴
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この記事を読めば分かるコト!
  • マーケティングを知ることで、どんなメリットがあるの?
  • マーケティングを勉強したいけど、どこで勉強すればよいの…?
  • マーケティングって、どうやれば良いものかな?

アナタはマーケティングという言葉にどんなイメージを持っていますか?

マーケティングといえば…

市場調査のことでしょ?
儲ける仕組みを作ることだよね
”顧客を創造すること”だって偉い人が言ってた

などなど、色々なイメージを持ってる人がいると思います。

でも、「じゃあ、実際に現場レベルでマーケティングって何をどうすれば良いの?」
と疑問に感じてる人も多いのではないでしょうか?

今日はそんな
「現場で実践するためのマーケティングのチカラ」を身につけるための本
「マーケティング思考力トレーニング 著・黒澤 友貴」
についてご紹介します。

こんな人に参考になれば幸いです

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もくじはこちら!

マーケティングの基礎とそのメリットを知る

マーケティングの基礎とそのメリットを知る

この本で伝えたいことはこの3つだと僕は読み取りました。

  • 今なぜ、マーケティングが必要なのか
  • マーケティングを学ぶには”マーケティングトレース”しよう
  • マーケティングの力はビジネスパーソンの市場価値を高める

本の構成はこの通り。

第1章 「マーケティングトレース マーケターの筋トレ」とは何か?
第2章 マーケティングトレースに活用するフレームワーク解説
第3章 マーケティングトレースの事例集
第4章 マーケティングトレースの取り組み方と継続する工夫
第5章 マーケティング思考力で理想のキャリアを築こう

マーケティング思考力トレーニング | 黒澤友貴
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内容を大まかにご紹介致しますね。

第1章 「マーケティングトレース マーケターの筋トレ」とは何か?

第一章はこの本のそもそもの部分です。

  • なぜこの本を出版しようと思ったのか?
  • マーケティング思考、マーケティングトレースとはそもそも何か?
  • マーケティングできる力はなんで必要なのか?

最近、「マーケティング」という言葉は頻繁に聞くことが増えてきていると思います。

かつては営業や広報部門だけだったかもしれませんが、今や顧客サポートや人事などの部門でも
必要になっていると思います。

第一章では本書を読むことで得られるマーケティングの力、得るための努力の仕方、その重要性についてが紹介されています。

第2章 マーケティングトレースに活用するフレームワーク解説

マーケティングトレースに活用するフレームワーク解説

マーケティングを勉強しようとすると、必ず「フレームワーク」が出てきます。

フレームワークとはカンタンに言えば、ある問題を解くために、枠(フレーム)を作って、枠の中に問題のパーツを当て込み、問題をときやすくしよう、というもの。

しかし
このマーケティングを学ぶための、フレームワークがクセモノなんですよね。…

”フレームワークを使えば問題がすぐに解ける”
わけではない。

その上、このフレームワーク、めちゃくちゃたくさんの種類
(10種類~20種類くらい?)があり、どういう時にどれを使うのか?
結局、それを判断して分析するのは人間になります。

フレームワークは問題を考えやすくするための”道具”
解くのはあくまで人間。

ただでさえ、わかりにくいビジネスのマーケティングについてを学びたい、整理したい。
でも、整理するためにはこれまたよくわからないフレームワークとやらを使わないとダメらしい…。

これでは挫折する人も多いのではと。笑

でもご安心を。
この第二章で、「マーケティングトレースするなら、まずはこのフレームワークを使いましょう!」
と教えてくれます。

本書で紹介される
フレームワークは5種類

  • PEST
  • 5Force
  • 3C
  • STP
  • 4P

これらを使ってどうやってマーケティングのトレースを行うのかはぜひ本書を御覧くださいね。

第3章 マーケティングトレースの事例集

第3章 マーケティングトレースの事例集

3章は実際のトレースの事例集です。

実際の会社の事業をもとに、「マーケティングトレース」します。

全部で10社。
アナタが聞いたことある会社も
いくつかあるのではないでしょうか。

2章で
フレームワークを使ってマーケティングトレースを学び、実際の会社をケーススタディで学ぶ。

3章が終わった時点で、自分でもマーケティングトレースしてみようかな?
となっているかもしれませんね

第4章 マーケティングトレースの取り組み方と継続する工夫

第4章 マーケティングトレースの取り組み方と継続する工夫

4章ではマーケティングトレースをさらに掘り下げたり、自分でやるときの工夫の仕方について紹介されています。

自己完結するだけではなく、誰かに共有してフィードバックしてみたり、ニュースサイトなどを使ってマーケティングトレースのための
ネタの入手先チャンネルを増やすなど。

自分でやるだけでも良いですが、やはり人に伝えたりすると理解が深まることはあると思います。

第5章 マーケティング思考力で理想のキャリアを築こう

最後の5章はマーケティングトレースをすることで、どんなメリットがあるのか、についてをさらに掘り下げます。

マーケティング思考力があれば単純にマーケティングの力が付くだけではなく、ビジネスパーソンとして、自身のキャリアアップにもつながる。

令和時代の日本社会における、ビジネスパーソンの基礎力として、筆者の展望なども込めてマーケティング思考力の重要さ、有用性が解説され、まとめとなっています。

「マーケティングよくわからない。苦手…」と思っていた人のための本

僕はこの「マーケティング」というものがどうにもピンとこない言葉でした。

単純に市場調査、もうちょっと掘り下げて見込み顧客を見つけて呼び込む仕組み、くらいの理解でなんとなく知っている程度でした。

そんなとき、勤め先の業界を取り巻く環境が変わってきてマーケティングの能力を求められるようになってきて、イヤでも勉強せざるを得なくなったのです。

「…結局、何をすることがマーケティングなの?」
「何ができていれば”マーケティングができてる”と言ってよいのか?」

と途方に暮れておりました。

しょうがないので
何冊か本を買ってみたのですが、やっぱり何をすればイマイチわからない。

ちなみに過去の関連しそうな記事はこちら

https://www.suan-mosaku.net/2019/04/20/book-review-how-can-i-sale/ https://www.suan-mosaku.net/2019/11/29/marketting-framework/ https://www.suan-mosaku.net/2019/02/24/book-review-management-strategy/

と思っていたときに、この本を読んでみて、

  • マーケティングの力は筋トレと同じで一朝一夕では身につかない
  • 逆に言うとマーケティングトレースで反復練習すれば身につくかも!

と思えました。

「ゴールの景色が見えたわけではないけど、走り方はわかった」

という感じでしょうかね。

実際にマーケティングトレースしてみた

実際にマーケティングトレースしてみた

実際にやってみました。
今回は本書4章で触れられている、日常的にマーケティングトレースをする方法として一番シンプルな
15分コースでやってみました。

  • 対象企業:APPLE
  • URL:https://www.apple.com/jp/
  • 活用フレームワーク:SWOT、3C
  • 成功要因:今の世に無い革新的な商品開発力とそれをサービスとして提供まで実行させるスティーブ・ジョブズ氏の強力なリーダーシップ
  • 自分たちの仕事に活用できること:世に無い革新的なサービスの開発とそれに対する実行力

…「いや、こんなこと誰でも気づくやん」
と思うレベルの分析ですね。笑

でも思い出してください。
この本のタイトルは「マーケティング思考力トレーニング」。

そして本書内でもこう言いかえられています。
「マーケティングトレースはマーケターのための筋トレ」

筋トレって最初から腕立て100回とかからやらないですよね。
まずは腕立て10回から。
これくらいならできそうかな、というところから始めるものです。

マーケティングのトレースも同じ。
最初から高度に掘り下げた分析なんて、できないし、できなくて良い。

まずは「これくらいならできそうかな」の積み重ね。

イチロー選手もこう言っています。

小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道
– イチロー 262のメッセージ –

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まずはできるところから。
小さいところからでも
積み重ねることが大切です。

この本では触れていないこと

■この本では触れていないこと

本書ではこの通り、マーケティングについてとその学び方、努力の仕方が紹介されていますが、逆に触れてないこともあります。

マーケティングは数々のフレームワークや、著書、学者の方など、奥が深く、研究の歴史もありますが、そのようなマーケティング史のようなお話は無いです。

この本の内容はあくまで実践的。

マーケティングはその気になれば経営論や、果ては人生哲学にまで話を広げられます。

たとえば企業経営で有名な
ピーター・ドラッカー氏の言葉を借りれば「マーケティングの理想は販売を不要にすること」
経営哲学とも言えますね。

本書ではそのような
マーケティングについての歴史や
企業経営の哲学的な部分については触れられていません。

あくまで
会社のマーケティングの仕組みを読み解き、そこから何を学ぶか、現場レベルでのビジネスの分析、
マーケティングについて考えるための思考力の身に付け方を学ぶための本です。

マーケティングの歴史や
経営哲学などを学びたい方はまた別の本をお探しくださいね。

この本を読むときに注意したいこと

読むときに注意したいこと

もう一つ。
この本はあくまで「マーケティングの入門書」だということ。

マーケティングというものは奥が深い。

先程も言ったとおり、哲学や価値観などにも踏み込める題材だと思います。

  • 会社が人々へ貢献しているのは何から計れるのか。
  • 欲しい物が見つからず困っている人にどうやって届けるか。
  • 新しい価値観を社会へ波及させるにはどういう手法を取るべきか。

拡大して考えればマーケティングには社会福祉的な側面があるのも事実。

そういう点ではこの本で触れている部分はマーケティングのほんの入口でしかない。

企業のマーケティングをトレースして、分析をすること。
それがマーケティングではないということは忘れないでおきたいところです。

分析をして何がしたいのか?
企業のマーケティングを知ってどうしたいのか?
マーケティングでアナタは社会にどんな価値を提供するのか?

深く突っ込んだ話はまた別の書籍に譲るところでしょう。

他のマーケティング読本との違い

他のマーケティング読本との違い

僕は他にもマーケティングに関する本を買ったことがありますが、この本が他の書籍と最も違う点は

「自走、自習するやり方まで教えてくれる」

ところですね。
マーケティングの勉強をしようとすると、必ず出てくる
各種のフレームワーク。

  • 3C分析
  • PEST分析
  • 4P分析
  • STP
  • バリューチェーン
  • …etc

「…マーケティングを勉強することってフレームワークを覚えること?」
と思ってしまう。
でも、そうじゃないんですよね。

フレームワークを使うのはつまり、どういう仕組みでビジネスが成り立っているのか
何が強くて、何が良いからサービスが売れたのか

というビジネスのメカニズムを解き明かし、「だから、アナタの商売はこれからこうすると成功するのではないでしょうか!?」

という顧客が気がついていない部分にスポットライトを当てること。

この一連の
事実の確認 → 事象の解明 → 転用

を行うことこそ、マーケティングを学ぶことになるのではないかと。

ちなみにですが、この

「事実の確認 → 事象の解明 → 転用」

は以前に書いた記事、メモの魔力にも書いてありましたね

https://www.suan-mosaku.net/2019/02/10/book-review-power-of-memo/

マーケティングなんて勉強しても意味なくない?と思うアナタへ

マーケティング?勉強よりも現場が大事では?と思うアナタへ
  • 「マーケティングなんて覚えたって、意味ないよ」
  • 「机上の空論で商売はできない」
  • 「ビジネスはとにかく人に会う事が大事。座学では学べない」

と思う人もいるかも知れません。
たしかに現場に出て人に会うことで得られることは数多くあると思います

でも、ちょっと待って下さい。
現代の社会は多種多様なビジネスが泡のように現れては消えていく社会。

たとえ栄華を極めたビジネスでも、2、3年後にほとんどの人が忘れてしまうようなことも
起きているのではないでしょうか?

…と思ったら、別のサービス(mixiのモンストなど)を引っさげて復活していたり。

例えばSNS。
10ほど前SNSといえばmixiでした。
その後Facebookが現れ、Twitterが現れ、Instagramに取って代わる。

動画サービスも
一時期はニコニコ動画が流行っていましたが、今はYoutubeが主流です。
さらに今だとアプリのTiktokの勢いがすごい。

クルマや鉄道だって、AI運転やリニアモーターカーが実用間近になっています。

※リニアモーターカーは2027年に運用開始予定
FAQ|リニア中央新幹線|JR東海

https://linear-chuo-shinkansen.jr-central.co.jp/faq/

ビジネスの回転するサイクルが恐ろしく速い。

そんな環境の中で
現場だけでじっくり、ゆっくり体得していこう、なんてやっていると、変化の速度に追いつけず、取り残されてしまうことも
あるのではないでしょうか。

「失敗する遠回りのロスをなるべく減らし、かつ、成功の確率を上げたい」

事業を運営している人がそう思うのは自然だと思います。

そのための手段こそがマーケティングになるのでは。

そしてそのマーケティングのチカラをつけるための
トレーニング方法こそ、「マーケティングトレース」
になるわけです。

最近の求人のデータで見えるマーケティングスキルの重要性

最近の求人のデータで見えるマーケティングスキルの重要性

ちなみにですが、求人情報をちょっと見ますと、マーケティングスキルのある人の
需要は高く、今後も増えていく傾向にあるようです。

日本国内の広告費も
インターネット広告費がついにテレビを抜いて1位になったようですし。
(2020年3月11日 電通さんより発表)

インターネット広告といえばマーケティングと切っても切り離せませんね。

インターネット(デジタル)に関連した広告はテレビやポストに入れるチラシと違って、数値をとって計測しやすいので。

数値が取れれば、フレームワークに当てはめて、分析できる。
分析できれば仕組みが分かる。
仕組みがわかれば…転用しやすい。ということ。

企画・マーケティング部門の中途採用市場レポート(2019年5月発行)|doda中途採用をお考えの法人様へ
https://www.saiyo-doda.jp/report/5625

転職市場予測 2020上半期 企画・マーケティング |転職ならdoda(デューダ)
https://doda.jp/guide/market/008.html

まとめ:マーケティングのチカラをつけて、自分の価値を高めよう!

マーケティングがキライな人のためのマーケティング勉強法  マーケティング思考力トレーニング/著・黒澤 友貴
マーケティングがキライな人のためのマーケティング勉強法  マーケティング思考力トレーニング/著・黒澤 友貴

タイトル通り
僕はこの”マーケティング”というものがよくわからず、どっちかと言うとあまり好きではありませんでした。

何冊本を読んでも
「結局何なのさ?」とハニワみたいな顔になってました。笑
こんな風に。→ (・.・) 笑

率直に言ってマーケティングがどういうものかそのものはこの本を読んでもよくわかっていませんが、ただ、「とりあえずどうやって学ぶか?」は理解できたと思います。

僕が「この本良いぞ!」と思ったのは単に概要の説明と、事例の紹介だけでなく、

「自分でマーケティングトレースする方法と継続する工夫」

が、しっかり紹介されており、しかも
レベルに応じてやり方が細かく説明されていたのが非常に良かったと思いました。

「いやー勉強になって良かったな!良い本だった!」
で、終わってはダメだよ?と。笑

自分で走るチカラが身につかないと、もったいないですよね。

あと、これは読んでいて、ハッとさせられたのは、「マーケティング力をつけることは自分の市場価値を高めることにもつながる」

ということ。

本書でも冒頭と、そして最後のまとめでも
著者はこう言っています。
「アナタが会社のCMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)だったらどんな戦略でどんな手を打つのか。読者それぞれが考えられるようになってほしい」

ビジネスパーソンとしてレベルアップをするためにも重要な視点だと思います。

マーケティングの可能性と展望

もっと言うと。

僕は会社で必要だと言われたから勉強しましたが、ビジネス、事業の仕組みが理解できればどうなるか。

お客さんに対しても、勤め先の会社に対しても、もしかしたら、自分の身近な人にも、困ってる誰かの力になれるかもしれない、と。

「市場価値」という言葉だとちょっと冷たいと言うか、打算的な言葉に聞こえるかもしれませんが、市場価値って要するに

「この人は自分ができないことを助けてくれる、ありがたい人だ!」

と、誰かに思ってもらえることのはず。


だったら、マーケティングの力をつけることって大きな視点で見れば「マーケティングの力=世の中を良くする力」
とも言えるかもしれません。
…ちょっと大きく言いすぎかな?。

というわけで、 「マーケティング思考力トレーニング 著・黒澤 友貴」
の書評でした。

もし今アナタが

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・マーケティングを知ることで、どんなメリットがあるの?
・マーケティングを勉強したいけど、どこで勉強すればよいの…?
・マーケティングって、どうやれば良いものかな?
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ということで
困っていたら、本書はいかがでしょう。

きっと他の人より
一段上のマーケティングのチカラを効率よく身に付けられると思いますよ!

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この記事を書いた人

愛知県在住のアラフォー男。独身。
30代後半で仕事にも人生にも行き詰まり、何かできることはないかと思ってブログを始める。

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