令和を生きる社会人のサバイバル仕事術「転職と副業のかけ算/著・moto」

書評:2020年代を生きるビジネスパーソンのサバイバル術 転職と副業のかけ算/著・moto
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今日のお題は書評。
タイトルは「転職と副業のかけ算」
著者はmotoさん(@moto)という方です。

アナタは こんなことに悩んだりしたことはありませんか?

  • 今の職場は先が見えない。どうしたらよいか悩んでいる…
  • 転職して年収を増やしたいけど、基準や方針がわからない…
  • 会社の年功序列が崩壊して今後どう働いていけば良いか…

今の時代、こんなふうに悩みを抱えている人は多いかもしれませんね。

そんな人に一つのヒントをくれるのが本日紹介のこの本
「転職と副業のかけ算」
だと思います。

[box02 title=”この記事が参考になる人”]
・今の職場の待遇に不満や疑問を感じる人
・仕事をするにあたって考え方をアップデートしたい人
・今後の自分のキャリアを真剣に考えたい人
[/box02]

逆にこの本には書いていないことは

[box01 title=”この本には書いていないこと”]
・サラリーマンは何でも良いから副業したほうが良いよ!
・副業やるなら、○○やればすぐ儲かるよ!
・転職するならエージェント使えばカンタンに転職できるよ!
[/box01]

こういうことは書いていません。
ご注意くださいね。

もくじはこちら!

■2020年以降は「個人」が稼ぐ時代の本当の始まり

■2020年代は「個人」が稼ぐ時代の本当の始まり
2020年代は「個人」が稼ぐ時代の本当の始まり

この本が伝えたいことは2020年代から先を生きる令和時代のビジネスパーソンは持っているものを”かけ算”して生き残れ!
ということと僕は読み取りました。

それは一体どういうこと?
というと、

サラリーマンで得られる知見とそれを活用して副業を行う

サラリーマンと副業を”かけ算”して稼ぎ、自分のビジネスパーソンとしての
市場価値を高めて生き残ろう、ということ。

内容に入る前に著者のmotoさんがどういう人かですが、

都内のベンチャー企業で営業部長を勤めながら本業で年収1,500万、副業で年収1.2億円を稼ぐ32歳のサラリーマンです。

motoのプロフィール | 『転職と副業のかけ算』の著者で転職5回の“サラリーマン” https://tenshoku-antenna.com/profile_moto

…はい、そこのアナタ、「なんか、ウサンクサイ」と思っていませんか?。
まあ、ネット上の情報だけだとそう思う方がいるかもしれませんね。

でも、motoさんのTwitter
voicyのチャンネル
motoラジオ)を聞いてみればどんな人かわかると思います。

  • 仕事は成果を出すことが重要
  • 仕事もプライベートも意図や目的を必ず頭に置く
  • ビジネスに感情は入れず、淡々と行動を積み重ねる
  • 期待されていることの一歩先か半歩先を見て仕事に臨む

という印象を僕は持ちました。
良い人か悪い人かはさておき、少なくとも
ビジネスパーソンとして非常に優秀な方なんだろうな、
ということはひしひしと感じました。

なのでmotoさんが発信する、仕事やキャリアに関する発言は信憑性と説得力がある
と、僕は思います。

■本書の構成と各章の内容

本書の構成と各章の内容
本書の構成と各章の内容

では各章を振り返りつつ、内容を僕なりに読み取った内容を掘り下げていきますね。

章立てはこのとおり

はじめに:給料はもらうものではなく「稼ぐもの」
序章 :「個人で稼ぐ」サラリーマンが本当の安定を手に入れる時代
第1章:年収240万円の地方ホームセンターを選んだ理由
第2章:地方ホームセンターやリクルートで学んだ「成果」に繋がる働き方
第3章:4度の転職で年収を上げ続けた「転職術」
第4章:本業を活かして稼ぐ「サラリーマンの副業」
第5章:生涯年収を最大化する生き方

転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方 (SPA!BOOKS) より

1章、2章は著者であるmotoさんの
少年時代から、就職直後くらいまでの
自叙伝的な内容ですが、もう小学生くらいの頃から一味違う少年だったことが伺えます。

motoさんはご家庭の環境から自分の力でお金を手に入れる知恵を身に付けなければならなかったようです。

(内容要約)
ゲームショップで中古の箱無しで、ソフトカートリッジのみのものを安く購入、ゲームソフトの箱だけを友人から譲り受け、
その箱に中古のソフトを入れて売る。

転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方 (SPA!BOOKS) より

こんなことは僕だったら思いつきませんし、思いついても面倒で
やってなかったでしょう。

でも
motoさんは実行した。

短大への進学やアルバイト、地方のホームセンターへの
就職に関するエピソードなども、「○○を得るために○○をやる」
という意図や目的が明確でした。

ホームセンターでの仕事では「自分がどうしたいか」を明確に社内で発信する。

入社初日から「僕は将来、店長になりたいです」と、同期や役員の前ではっきりと意思表明をしました。

転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方 (SPA!BOOKS) より

他の人から見ると「どこに向かって、何をしたいか」
態度や目的が明確ですね。

良くも悪くも目立ったために色々と無茶振りもされたようですが、motoさんはそれを「チャンス」と思って積極的に取り組み、経験と知識を積み重ねていきます。

そうしてチャンスと成果を積み重ね、別の職場への転職へと至りました。

一度目の転職で
「デキる人の真似」を徹底して行い、さらに次の転職で
リクルートへと転職。

さらにビジネスパーソンとしての
キャリアを積み重ねていきます。

3章から4章は就職後の仕事への取り組み方や、転職に関する考え方の紹介です。

どういう視点や考え方で、転職に臨むか。
いかにして年収を上げるか。

幾度化の転職を得てmotoさんが経験し、実践したことを踏まえてどういうことに気をつけるべきかが解説されています。

会社や上司の評価ではなく、転職市場から見て自分の市場価値はどれくらいなのか。
転職したゴールに何があるかイメージできているか。
次の転職だけでなく、「次の次の転職」のためにどこを選ぶのか。

転職の心構えや
取るべき方針についてと、もっと具体的に

  • 転職におけるべストのタイミングとは?
  • 次に行くべき転職先の選び方
  • 転職エージェントから「自分にあった求人」を引き出す方法
  • 企業に刺さる「戦略的職務経歴書」の書き方
  • 自分を採用するメリットを打ち出す面接術

など、motoさんの経験に基づいて、転職で実際に参考にできそうなことまで
解説されています。

4章ではmotoさんの副業について触れられています。

ひとつ気をつけないといけないのは、副業としての仕事は「労働集約型の副業」ではない、ということです。

サラリーマンの就業時間外の
アルバイトや、土日は別の会社に勤める、などのような副業の仕方では収入が大きく増えない。

そもそも体がもちません。笑

(このパターンの副業は禁止されているケースも今はまだ多いですよね)

motoさんの副業はTwitterやブログなどの
コンテンツ配信

すなわち、メンテナンスが必要とはいえ、置いておくだけで収益を発生する”仕組み”
を作る。

Twitterで自身の経験や知見を発信していたところ、フォロワーが集まるようになり、noteなどの媒体でコンテンツ販売をして収入源にしているということでした。

他にもvoicyから出演オファーが届くなど次々に仕事につながっているようです。

5章では、motoさんがなぜサラリーマンを辞めないかについて。

最初にご紹介したように、motoさんは

年収1,500万、副業で年収1.2億円を稼ぐ32歳のサラリーマンです。

motoのプロフィール | 『転職と副業のかけ算』の著者で転職5回の“サラリーマン” https://tenshoku-antenna.com/profile_moto

という収入があるわけですが、そこまで稼いでもなぜサラリーマンを辞めないか?
という疑問がありますよね。

しかしmotoさんにとって、サラリーマンでの経験は「重要なコンテンツの収集源」
なのです。

コンテンツ配信はこれまでのサラリーマンの経験をもとに得られた学びや気づきを発信しているわけです。

これには僕も同感で、なんだかんだで
サラリーマンでいることで得られるメリットは大きい。

個人だと情報を集めるときにハードルが高い。

サラリーマンだと、同僚、上司、取引先など、密度の濃い情報が自然に集まってくる環境があると思います。

考えてみてください。
会社が社内へ展開する情報って、個人でカンタンに得られそうでしょうか?

それなりの人脈があれば良いですが、個人の力では限界があると思います。

僕の副業の情報源は「サラリーマンとしての経験」です。
そのためサラリーマンを辞めてしまうと、自身の経験や知見をアップデートすることができなくなり、副業でお金を稼ぐことが難しくなります。

motoのプロフィール | 『転職と副業のかけ算』の著者で転職5回の“サラリーマン” https://tenshoku-antenna.com/profile_moto

と本書にも記載があるとおりです。

転職と副業のかけ算の計算を「1×2=2」だとして「0×2=0」の
「ゼロをかける」計算
になってしまうわけです。

■僕の場合も”かけ算”がキャリアの命綱になった

僕の場合は”かけ算”がキャリアの命綱になった
僕の場合は”かけ算”がキャリアの命綱になった

motoさんの場合は「軸ずらし転職」として成果に結びついたと思いますが、

この知識や経験の”かけ算”という考え方は僕も共感するものがあります。

motoさんとはちょっと違うかもしれませんが、僕の実体験としてはWeb制作の職種の中でかけ算が発生したことが有りました。

Flash × Linuxサーバ構築 × CGIプログラミング

僕は社会人になってから最初Flashコンテンツを主に制作していましたが、なんとなく
「このままFlash一本だけではいずれ食えなくなるかも…」
と、漠然とした不安を感じていました。

なので、勤め先の職場で、Flash以外の
CGIプログラミングやLinuxサーバ構築などにも手を出し、技術の幅を広げる努力をしていました。

motoさんの最初の職場で
「店長になる!」と宣言して色々な仕事に手を出したのに似ているかもしれません。

AppleがFlashのサポートを終了する宣言をしたときは、「危なかった、他の分野も勉強していて良かった…!」
と安堵したのを覚えています。

他にも転職するときに幅広い知識と経験がある点を評価されたり、勤め先で後輩や同僚への知識共有に役立ったり、自分のこれまでのキャリアで
助けになったシーンがいくつかありました。

■ かけ算するときに気をつけること

 かけ算するときに気をつけること
かけ算するときに気をつけること

「知識と経験のかけ算」がポイントでしたが、注意しておきたいのは

どれもコレも中途半端にならないように注意

ということです。

あっちも、こっちも、と手を出すこと自体は良いのですが、無計画にどれもこれも中途半端なまま
やめるのはダメですね。

あくまで、「何らかの成果を残す」
という目的は忘れずに。

結果的に成果にならなかったものは仕方ないとして、本当にただの趣味でやってるだけのことをあれこれやっても
成果につなげるには「偶然」という
コントロールが難しい要素に大きく委ねることになります。

偶然に頼るわけにはいきませんね。笑

本を読んで感じたのは、偶然を待つのではなくて、
motoさんはそのあたりの
「ゴールの設定」
と「そこに至るプロセスの選択」の感覚が抜群に高いと思います。

やってきたことがしれっと書いてありますが、改めて「自分だったら同じ立場でこれ、できるかな?思いつくかな?」
と考えたとき、

「うーむ。たぶん思いついてないな…(ー ー;)」
と唸ってしまいました。笑

きっと幼少期の頃から「目的を果たすためにどうするか?」
を貪欲に考え続けてきた蓄積なのでしょうね。

■かけ算するためのやりたいことがない人はどうすれば良いの?

かけ算するためのやりたいことがない人はどうすれば良いの?

本書を読んで改めて思ったのが、「意図や目的が明確だとやるべきこともクリアになる」
ということです。

motoさんの学生時代や、就職、転職、今のお仕事、全てにおいて、「○○になりたい」「○○でありたい」
が明確にあるからこそ、きっと、進む道もやるべきことも
見えてくるのではと。

じゃあ、ゴールがない人はどうするか?

それも
しっかり本書には触れられています。

3章で

「やりたいことがない」人のキャリアの描き方

という章があります。
どうすれば良いかというと、「手触り感」があるくらいまで
自分がどうありたいかを探る。

詳細に、具体的に。
「5年後に年収1000万円くらい稼げてたら良いな~」
ではなくて。

「5年後には年収1000万年を稼いで、月に3回は有給をとって趣味のキャンプに行き、お昼は吉野家だけど夜は月に1回、銀座で高級ずしを食べる」

転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方 (SPA!BOOKS) より

手触り感があるということはここまで考えること。

これは結構シンドイです。
時間と気力が必要。

そして、なんの枠組みもないと頭の中がとっちからかって、「めんどくさい!もういいや!」
ってなります。

本書の話からちょっとズレますが、そういうときは価値観マップを作ると良いです。
まさに自分のありたい姿を探る作業。

https://www.suan-mosaku.net/2020/01/20/lets-make-kachikan-map/

僕もやってみて色々見えてくるものがありました。
ちょっとしんどいですが、やってみると楽しいので、ぜひやってみてくださいね。

と、脱線しましたが、闇雲になにか行動を起こすより
(時にそういう勢いが大切なこともありますが)
一度自分のゴールを自分で見つける作業をしてみると手触り感のある自分の未来の姿
が分かるかもしれません。

まとめ:個人が”幸せに生き残るため”にをかけ算しよう

まとめ:個人が

いろんなことを経験して自分の武器のバリエーションを広げ、さらに武器の質も高める。
仕事でもプライベートでも。

そうするとそれぞれが相乗効果を生み出したり、または思わぬところで
役に立ったりすることもあります。

しかもそれは会社の中ではなく外で起きたり。

本書の中で印象的な言葉があって、

「自分という会社を経営する視点を持て」

という言葉。

会社に依存するのではなく、中心にあるのはあくまで個人。

例えば会社に勤めているとしても
自分を会社の経営者として見る。

  • 株式会社すあんの売上は毎年○○円
  • 主な取引先は勤め先の〇〇株式会社
  • 経費は家賃、光熱費、通信費、etc…
  • 保有資産は○○と〇〇
  • 今後の売上予想は○○なので2030年には○○円

というように考えてみると、取引先を一社に依存している状態って会社としてマズくないか?
と考えたり。

これは面白い視点ですし、また今の自分の状況が客観的に見える。

本書は本当に僕のような
昭和生まれの世代のサラリーマンにはどの章も新しい視点に溢れ、価値観の転換のきっかけになることが数多く書いてあります。

ホントにどの章も
新しい発見や気付きが盛りだくさんなのに、文体はやさしく、一気に読めましたね

というわけで
「転職と副業のかけ算」のレビューでした。

  • 今の職場は先が見えない。どうしたらよいか悩んでいる…
  • 転職して年収を増やしたいけど、基準や方針がわからない…
  • 会社の年功序列が崩壊して今後どうしたら良いか…


という方はぜひ本書を読んでみてはいかがでしょう。

アナタのヒントになることがきっとたくさんあると思います

書評:2020年代を生きるビジネスパーソンのサバイバル術 転職と副業のかけ算/著・moto

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この記事を書いた人

愛知県在住のアラフォー男。独身。
30代後半で仕事にも人生にも行き詰まり、何かできることはないかと思ってブログを始める。

3年でやっと100記事達成の超マイペース。

読んだ本、買ったガジェット、行った旅行先、その他お仕事で壁にあたったときの経験を記事にしています。
1記事、1文章でもアナタのココロに響けば嬉しい(^^)

<好きなもの>
旅行/映画/読書/アニメ/ゲーム/マンガ
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すあんのプロフィール

すあん|note
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