■そもそもマインドマップって、なに?
こんにちは。
今日の記事は書評です。
ふだん使いのマインドマップ:著・八嶋 美由希
アナタはマインドマップって知っていますか?
社会人でも、学生さんでも、もしかしたら主婦の方でも、どこかで一度くらい聞いたことがあるかもしれませんね。
簡単に言えば頭の整理をするための樹形図
とでも言えるものです。
似たようなものならツリー図など
他にもありますが、マインドマップが活用できるシーンはビジネスだけにとどまりません。
自分の自己分析もできる。
堅苦しくなく、やってて楽しめる。
それを本書は教えてくれます。
■本書の大まかな内容
2.ふだん使いでマインドマップを使うケースの例 生活編・学習編・お仕事編
3.マインドマップの書き方とは
の3段階というところですね。
全体的に平易な文章で読みやすかったです。
題名の通り、ふだん使いのマインドマップのケースが豊富に掲載されていたのが非常に良かった。
そして、掲載されている
マインドマップの例はすべてカラーです!
これは良い。笑
買い物や旅行。
受験や講義の理解。
そしてビジネスシーン。
「へー、こんなときにも使えるんだ」
という約20例以上のふだん使いのケースが掲載されてあります。
実に様々なシーンで
マインドマップが活用できることがわかります。
で、後半はマインドマップの描き方について説明されているのですが、
マインドマップの描き方はそんなに難しいことはありません。
2.そこから連想される第一階層の単語の枝、”ブランチ”を描く。
3.そこからそれに付随して連想される言葉のブランチを伸ばしていく。
他にはブランチごとに色分けする、ブランチは曲線で描く、などくらい。
「なんだ…書き方のルールがあるのか…」
と、ちょっと煩わしく思うかもしれませんが、たぶんこのルールは“自由な発想”や”楽しく描く”ためのもの
だと思います。
直線とかリスト形式などの
堅苦しさが無いところがマインドマップの良いところなわけですからね。
試しに、仕事を時間短縮してやる方法をマインドマップで考えてみました。
この図だとわかりにくいかもしれませんが、(笑)
実際の例は本書を購入してご確認くださいね。
■頭の整理にマインドマップ。まずは自分で描いてみよう。
上記の通り、試しにちょっとやってみたのですが、問題を考えるときに全体像を把握できるので、自分で整理できるだけでなく、他の人に伝えやすくなると思いました。
騙されたと思って一度やってみてください。
「ああ、これで全部か。」
「じゃああとはひとつずつやっていくだけだね。」
と不思議と気持ちも落ち着きます。
数をこなせばもっと効果がありそうな
気さえしました。
一点注意ですが僕の印象として、他の人のマインドマップは絵だけ見ても意味が分かりづらいかもしれません。
基本的には“自分の頭の中を自分で整理する”
ためのものだからでしょうね。
描いた本人はわかりやすくても、他の人が絵だけ見ても
ちょっとピンと来ないかもしれないです。
なので、まずはやってみましょう!
まとめ:マインドマップ初心者にオススメの本です!
改めて本で勉強し直してみると、新しい発見もありました。
著者の八嶋 美由希さんは3.11の震災で被災された際の
非常時にもマインドマップを描いて
当面必要なことは何か?を整理されたようです。
僕はマインドマップとは「じっくり考えを整理するためのもの」
という思い込みがあったので
これは発見でした。
マインドマップは非常時の整理にも使えるもの
なんですね。
僕は問題を整理するのが下手で
ついつい
考えるのではなく、”悩む”になってしまうことが多いのです。
なので
僕みたいについ悩んでしまうタイプは“頭の中を整理するツール”
は非常に有効かもしれません。
あと、ちょっと思ったのが、ただ単に箇条書きでリストアップするより、図やイラストを自分の手で描いて、ビジュアルで整理するのって、その作業自体がけっこう楽しかったのですよね。
やっていて楽しい作業って、すごく良い。とても良い。笑。
というわけで
マインドマップ初心者の方や、生活の中でも利用してみたい方、本書を読んでみるのはいかがでしょうか😄