仕事は人に頼むより自分でやった方が早い!の罠

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アナタは普段のお仕事で

  • 自分がやった方が早い!
  • 自分がやった方がうまくできる!
  • 他の人に仕事を任せるのって難しい…

こんなふうに思うことってありませんか?
そして結局自分の手で
仕事を済ませてしまったりしていませんか?

それ、実はとても危険なんです。

今日の記事はそんな
「仕事は自分がやった方が早い!」の罠についてお話しますね。

この記事を読めばわかるコト

・他の人に仕事を任せたいけど、いつも結局自分がやってしまってる…
・仕事がマンネリ化してる。給料も増えてない…。
・仕事を誰かに頼むなんて甘えなんじゃないかな…。

もくじはこちら!

人に仕事を任せられない人は会社から評価されない

人に仕事を任せられない人は会社から評価されない

自分が勝手を知っている仕事を効率よくこなす。
他の人より、速く、うまく、正確に完了する。

アナタ自身も「今回もうまくやれたな!」
周りの人も「○○さんがやってくれて助かるね!」

たしかに、悪いことではなさそうです。

そんな時期もあるでしょう。

しかし、ずっとそのままではいけない。

今すぐは困らない。

でもそこから脱却できないといずれ困ったことになります。

それはなぜか?

人に仕事を任せられない人は、やがて会社から評価されなくなります。
当然、給料も頭打ちになり増えなくなります

なぜかというと、”単純作業者”になってしまい、しかもそこから”脱出もできなくなる”からです。

アリ地獄みたいですね。

ほとんどの場合、仕事の中の「作業」に当たる仕事ばかりやっているだけではそれ以上スキルのレベルは上がりません。

例えばこんなのです。

  • 提案資料の作成
  • 決まった顧客との定期連絡
  • お決まりのトラブル対応
  • 事務処理
  • 情報収集
  • etc…

それ以外にも
会社や部署によって色々あると思いますが、まとめて言ってしまえばアナタが行っている業務の中で
「一人で完結できる作業系の仕事」
がそれになります。

最初はできなくても
仕事を続けていれば自分一人でできることは増えてきて、そのうちほとんどの仕事は一人でも完結できるようになる。

でも思い出してほしい。

会社の中で課長、部長など、役職についている人を思い浮かべてみてください。
役員や社長でも良いです。

彼らは当然、一般の社員より給料も多いでしょうし、責任の大きな仕事も担当しているでしょう。
そして彼らは単純作業の業務、または一人だけでできる仕事をほとんどしていないはずです。

社内の誰か、メンバーの誰かに仕事を割り振り、自分は

  • 全体の進捗の管理と、判断、指導
  • 他部署との調整
  • 取引先との交渉

などではないでしょうか。

定型的な業務より
一発勝負に近い仕事、
頭を使う仕事をしていると思います。

管理能力はある日突然身につくもの
ではないのです。

彼らはある日突然、タフな交渉力や、強力なリーダーシップを身に付けたわけではありません。

昇進、昇格する前の段階から
誰かに仕事を任せたり、頼んだりするスキルを磨いているのです。

少しずつ、少しずつ。

そうして磨いたスキルで、結果を出し、昇進や昇格を勝ち取っている。

ゆっくりゆっくり実力を蓄え、チャンスが来たときに成果が出る。

まるで冬に力を蓄えて、春になったら一気に開花する花のよう。

成果がわかるのは、冬に力を蓄えて、春になったら一気に開花する花のようなもの。
成果は春に開花する花のようなもの。

反対に自分の担当業務にばかり集中して「作業者」でしかない人はやがて昇進や昇給は難しくなります。

…なにしろ僕がそうでしたからね。笑

当時勤めていた会社には僕とほぼ同時期に入社した人がいました。
仮にAさんとしましょう。

数年後どうなったか。

Aさんは順調に昇進、昇格をしていきましたが、僕は作業系の仕事に集中しすぎてしまったため、あまり昇進もできず、昇給も頭打ち。

見事に明暗が別れた。

彼と僕の差はまさに「頼むべき人に頼むスキル」
「人を使うスキル」です。

役職につく人は人を使うスキルが無ければ仕事になりません。

課長や部長のような
役職についている人が現場の仕事ばかりしている職場はおかしいですよね。

そもそも、そういう職場は売上や利益が頭打ちになっていたりしませんか?

もちろん現場に出ることも大事ですが、そこは程度問題。

役職に付く人は現場仕事よりも
組織運営の大きな視点
仕事をしないと組織が回らなくなります。

例外的に、会社だけでなく、業界でも名が知られるくらい自分の仕事を研ぎ澄ませ、その仕事のスペシャリスト中のスペシャリストになってしまえば希少価値があり、給料は上がります。

しかしはっきり言って、そのような人は超レアキャラ。
期間限定SSR。笑

三度の飯よりその仕事が好き、お金もらえないどころか、お金を出してもその仕事をやりづつけたい!
と思えるくらいのある種の”変人”でないとそうなるのは難しいでしょう。

人に任せたり、頼むのが苦手…。その気持ちは良くわかります。

人に任せたり、頼むのが苦手…。その気持ちは良くわかります。

そうは言っても
「人に任せたり、頼むのは苦手だよ…」
その気持ちわかります。

人に任せるのが苦手な人には2種類あると思っていて、

  • タイプ1:自分の仕事に思い入れ、こだわりがある。
  • タイプ2:他者を思いやるあまり、仕事を振れない。

一つずつ見ていきましょう。

タイプ1:自分の仕事に思い入れ、こだわりがある

タイプ1:自分の仕事に思い入れ、こだわりがある
タイプ1:自分の仕事に思い入れ、こだわりがある
  • 他人の仕事が信用できない
  • 他人の仕事の責任を自分で取るのがイヤ
  • 誰にも気兼ねなく一人で集中して仕事したい

みたいな感じ。

僕個人としてはこれら自体が悪いことではないと思っています。

多分ですが、このタイプの人、

「自分の仕事が好き」
「こだわって仕事をしたい完璧主義者」
「自分の手で行った仕事で評価されたい」

というような、良く言えば自分の仕事にプライドを持っている人。
悪く言えば少々ナルシストをこじらせてしまった人。

なのかもしれませんね。

きっと仕事をやり始めた頃は一生懸命、誰よりも打ち込んで
仕事をしたのではないでしょうか。

それが故の反動で、こじれてしまったというか。

僕もWebの仕事に携わった頃、コーディング、プログラミング、Flash、サーバー構築、果ては制作だけでなく
ディレクションまで担当することになり、心身ともに消耗した時期がありましたが、周りの誰よりも仕事に夢中になっていた時期でもあります。

それ故に頼んだ仕事を雑に対応されたり、頼んだことと違うものが提出されたりするととても気分悪く感じました。

「こりゃ人に頼んでもダメだわ…」
そんなふうに思ってしまった時期もありますが、ダメダメだったのは僕の方なんです。

「なぜ動かないのか?」
「どうすれば動くのか?」

これを徹底的に考えて工夫するべきでした。

結局それができなかったため、
僕のチームは空中分解しました。

今でも思い返すと反省の気持ちでいっぱいになります。

タイプ2:他者を思いやるあまり、仕事を振れない

タイプ2:他者を思いやるあまり、仕事を振れない
タイプ2:他者を思いやるあまり、仕事を振れない
  • あの人今、忙しそうだし、大変そうだし…
  • 大変な仕事だし任せるのは気がひけるなぁ…

みたいに思う人がこのタイプですね。

はい、これも僕です。笑

かつての職場で部下に当たる人がいて、その人は単純作業的な仕事をするのは全然できる、なかなか飲み込みの良い人だったのですが、

一段上の仕事を任せるタイミングを測りかねていました。

どうしても「大丈夫かな?イヤじゃないかな?」と。

でも、社会人になって誰かに対して、こういう事を考えるのはそもそも間違いなんですよね。

要するに「信用してないのと同じ」だったのだと。
後で気づいて自分が本当に恥ずかしくなりました。

そもそも失敗したって良い。

責任は自分が取って、リカバリ対応すれば良い。

僕は部下を守ろうとしていたのではなく、気を遣うことで自分自身を守ろうとしていただけだった。

これも深く反省することになりました。

「失敗するのは部下の権利」

という言葉を後で知って、まさにその通りだと思います。

失敗を通して人は学ぶ。
上司は部下の失敗の責任を取ってリカバリする。

失敗はそれが部下にとっても、上司にとっても
成長につながるんですよね。

何が良いの?人に頼む、人に任せるメリットとは

では、いったい人に頼んだり、人に任せるのは何が良いのか?
というところですが、シンプルです。

  • より大きな仕事を得るチャンスが来る
  • 当然、給料も増える
  • チームメンバーの成長が見られる
  • 管理者、経営者の視点がわかる

ということですね。

より大きな仕事を得るチャンスが来る

何が良いの?人に頼む。人に任せるメリット


人に任せることができるとチーム単位で仕事ができる。

一人より二人、二人より三人、という具合に関わる人が増えればより多く、より高い質の仕事になりやすい。

人類の仕事は分業によって商品やサービスの規模や質を拡大してきました。

車の製造だって、設計、部品、組み立て、整備など複数の部署の多くの人が関わっています。

Webサイト制作でも
一人でデザインからコーディング、保守までやってる人は少ない。
仮にできても、数が回せない。

これをそれぞれ別の人が担当できれば、仕事の数も増やせますし、それぞれ特化した技能を持つ人が担当すれば質も上がる。

そういうことです。

当然、給料も増える

当然、給料も増える
当然、給料も増える

大きな仕事をたくさんこなすようになれば給料も増えるでしょう。

更にいうと、チームを取りまとめて大きな仕事ができた
実績があればアナタの市場価値も上がります。

転職するときのアピールもわかりやすいですよね。

「○○という案件を○人で担当し、全体の管理をしました」

こんなアピールができれば面接官にも伝わりやすいですし、給料も相応の金額を提示してもらえるのではないでしょうか。

チームメンバーの成長が見られる

任せた仕事を失敗したり、成功したりしながら
部下や他の人が成長していく様子を見れます。

僕も一応部下を持ったことはありますが、やはり部下の成長を見るのは嬉しいものです。

  • 知らなかったことができるようになった。
  • できなかったことがやれるようになった。
  • 話す内容が変わってきて、視座が高くなった。
  • 会社からも評価され部下の給料が増えた。

これは任せたことで得られることです。

名実ともに部下が育つ姿を見るのはとても晴れ晴れとした気持ちになりますね。

僕はあまりうまくはやれませんでしたがそれでも部下が会社から評価されて昇給や昇格したことはあったので
それが救いです。

管理者、経営者の視点がわかる

管理者、経営者の視点がわかる
管理者、経営者の視点がわかる

それまで自分の仕事ばかりに集中していた人が他の人に仕事を任せると「人を使う側の視点」がイヤでも身につきます。

「複数人に同じ方向を向いて仕事をしてもらう」
のは改めてとても難しいことだと思います。

  • 給料
  • 仕事内容
  • 本人が役に立っている実感

これらを満たさないと人が離れる、指示を聞かない、なんていうことはザラにある。

でもそれは人に任せてみないとわからないこと。

人に任せることはアナタ自身の視座を高くすることにもなるのです。

視座が高くなるとどうなるか。

より大きく、やりがいのある仕事を任せてもらえるチャンスが増えます。

そうなれば更に年収や、役職も一段高くなっていくでしょう。

多くの人を組織にしてまとめて動かす力はそれくらいレア、希少価値があるのです。

仕事を人に任せるときに気をつけること

人に任せるときに気をつけること

当然ですが、最初から何でもかんでも
人に頼んだり、任せたりすれば良いわけではありません。

アナタだって会社の中で
さして話したことも無いような人からいきなり、

「来週までに○○の市場調査と資料作成やっておいて」

と言われたら「は?」となりますよね。

そもそも会社から特に指示もなく、上長にも相談せず、勝手に他部署や他支店の人にお願いするのは頼み方としてマナー違反です。

あと、その前にまず自分の仕事はキッチリ果たしましょう。

自分の果たすべき仕事も果たさず、ただラクをするために人に任せたり頼んだりしているとそのうちに誰も話を聞いてくれなくなりますので
気をつけましょう。

人に任せる、頼む、というのは自分だけがラクをするために行うのではなく、「依頼をしてきたお客さんのため」
「滞りなく業務を遂行するためのチームと会社のため」
であることを忘れないように。

せめて自分の仕事は80%程度、達成状態にあると良いですね。

仕事を人に頼むときのキーフレーズ

人に頼むときのキーフレーズ

いざ仕事を人に頼むときってとっさに言葉が出ないと思います。

僕が自分で試したり、または会社の中で聞いた頼み方で
「あのフレーズうまいな、僕も使おう」
と思ったものを紹介しておきます。

  • 「○○についてよく知ってるとお伺いしてぜひご相談させてもらえればと思って…」
  • 「○○についてだったら、社内で□□さんが一番なので連絡しました」
  • 「○○で困っているんですが□□さん、これって過去に解決したことありますか?」
  • 「この仕事なんだけど、今回○○さんを抜擢して任せたいと思う。頼めるだろうか」

という感じで、要するに相手を信頼して頼みにしていることをストレートに伝えることだと思います。
人は信頼されていたら嬉しいと感じるもの。

そうした心理学的な
働きかけも知っていると助けになりますね。

あとこれは、補足ですがちょっとしたお礼も考えておくとなお良いかも。

たとえば後日会う機会があるのなら
ちょっとしたお菓子とか用意したり。
高価なものでなくてOK.

別の仕事を自分が引き受けたりするのもアリ。

他所の部署の人って案外、アナタが得意な仕事を知らないことって多いのではないでしょうか?

一つ注意なのは最初から「やってくれたら○○するからさ!」
と報酬を先に告げるのはやめたほうが良いと思います。

なんか
モノで釣っているように聞こえる気がしませんか?

もう一つ注意したいのは、必要以上の見返りを求めてくるような人には要注意。

「アレやったんだからこれくらいちょうだいよ」
みたいなコトを言ってくる人。

そういう人は後で何を求めてくるか
わかったもんじゃないので
二度と頼んではいけません。

顔見知りでも、大事なのは信頼関係です。

まとめ:人に頼むことは悪いことでもなんでも無い。というか自分にもプラスあり!

まとめ:人に頼むことは悪いことでもなんでも無い。というか自分にもプラスあり!

というわけで
人に任せるのが苦手な人のための記事でした。

あれこれ書きましたが、僕は人に任せるというのは本当に苦手で
仕事を始めてからずっとそうでした。

で、頼むのが面倒でイヤになって自分で抱え込み、周りの人もあまり関わらなくなってくる。
最終的に自滅するか、キャリアパスの行き止まりに自分から突撃してしまってました(笑)

間違っていましたね。
今から思えば、ですが。

人に頼んだり、任せたりするのは手間もかかるし、気も遣うし、大変ですが、決して悪いことではありません。

むしろ自分の仕事の幅や
仕事の質を高めるための重要なステップになると思います。

ついでにお客さんや周りの人に取っても
速く、質の良い成果物が出せたり、メンバーの成長につながったり、良いこともたくさんです。

…僕はアラフォーになってこの事実にようやく気づきましたが(笑)。

この記事を読んだアナタは、どうかそんなことがないように祈るばかり。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました😊

ここまで読んでもまだ「人に頼むのヤダなぁ…」と思う人へ

僕の記事で伝わらなかったのは残念です。

しかし!

そんなアナタも、この動画を見ればきっと伝わるはず!。
めちゃわかりやすいのでぜひご覧くださいね👍

仕事を触れない人のダメな考え方5選

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この記事を書いた人

愛知県在住のアラフォー男。独身。
30代後半で仕事にも人生にも行き詰まり、何かできることはないかと思ってブログを始める。

3年でやっと100記事達成の超マイペース。

読んだ本、買ったガジェット、行った旅行先、その他お仕事で壁にあたったときの経験を記事にしています。
1記事、1文章でもアナタのココロに響けば嬉しい(^^)

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旅行/映画/読書/アニメ/ゲーム/マンガ
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